ラーメン屋のホームページ集客

地方の個人ラーメン屋がグルメサイトを使わずホームページやWebサービスで集客するには

2017.08.29

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Webデザイナーの小久保です。

ラーメン屋のホームページを開設したけれども、アクセス数が伸びていない。また、無理して食べログなどのグルメサイトに掲載しているけれども、いまいち効果が出ていない。そんな悩めるラーメン屋のオヤジはいらっしゃいませんか?

今回は僕が地方の小さな個人ラーメン屋の店主だったら、どうやってWebから集客するかを解説していこうと思います。

飲食店にWebやホームページから来店するケース

ラーメン屋にお客がWeb経由で訪れるケースってどんな場合でしょうか。

ちょっと調査したところ、いい情報が転がってました。

スマートフォンを利用した飲食店検索に関する実態調査
ジャストシステムは、セルフ型アンケートサービス「Fastask(ファストアスク)」を利用して、事前の調査でスマートフォンを利用していると回答した...

2015年とちょっと古いデータですが、スマホユーザーがどのように飲食店を検索しているかが載っています。スマホの普及率は年々増加傾向にある(総務省)ので2017年の現在はさらにパイがでかくなっているはず。

ここで重要なのは以下の三点。

  • 「地名とジャンル」「ジャンルのみ」の検索が5割弱
  • Googleマップ+店舗ホームページ経由が4割弱
  • 店選びで重視するのは「料理の写真」

この3つの特性をうまく使って集客を考えます。

グルメサイトに掲載するしかない?いやそんなことはない

台無しなことを言ってしまえば、食べログなどに重課金して、3つの特性を網羅するのが手っ取り早い方法です。

が、でかい居酒屋やチェーンならまだしも、規模も売り上げも小さい個人ラーメン屋では、月額の課金でさえ辛い状況です。食べログはライトプランで月¥10,000ですが、¥10,000ですら原価率30-40%程度かつ低価格のラーメンだときついです。また、口コミがないと表示されにくいですし、ラーメン屋の競合はごまんといるのでまだファンの少ない小っちゃい個人ラーメン屋は埋もれてしまいます。重課金をすれば表示優先度も上がりなんとかなるかもしれませんが、月¥10,000できついのに5万も10万も出せません。

じゃあ地方の小さなラーメン屋は宣伝がまともにできないのかと言うと、そうは思いません。

というのも、飲食店業界はでかいチェーンでない限り、Webの優先度が低めです。グルメサイトがそれを代行し、たいそうグルメサイト側が繁盛しているのを見るにつけ、「Webにリソースは割けないからいい感じにうまくやってよ!」的、飲食店業界の意図が見え隠れします(Web集客は不確実(に見える)のでそこまで資金を投入できない?)。これは裏を返せば他がWebに力を入れてない(あるいはグルメサイトに頼りっきり)ならば、頑張ってWebをやれば競合と明確に差を付けられるということです。

それではグルメサイトを使わず、Webで集客をするための手順を説明していきます。

Googleマップに美味そうな料理の画像付きで店舗を表示

まずは、

  • 「地名とジャンル」「ジャンルのみ」の検索が5割弱
  • Googleマップ+店舗ホームページ経由が4割弱
  • 店選びで重視するのは「料理の写真」

この3点、すべてを強化する施作として最初にやらなければならないのは、店舗をGoogleマップ上に表示させることです。といっても、Googleの自動収集によってすでに店舗は表示されているかもしれませんが、それはあくまで自動収集の情報です。Googleマップ上でオーナー登録をして、きちんとマップの情報をカスタマイズします。

イチオシメニューを自分で撮り、マップに掲載する

googleマイビジネスに表示すべき情報

マップの情報として、メニューの写真を掲載することができます。「地名+ラーメン」あるいは「ラーメン」でスマホ検索した場合、グルメサイトも表示されますが、それと同じくらいか上の順位で周辺のラーメン店の情報がGoogleマップで掲載されます。

このマップ上で、美味しそうなラーメンの写真を定期的に上げておけば、「料理の写真」重視かつ、検索で店舗がマップ表示された客が高確率で訪れてくれるようになります。また、地方であれば、他店舗はあまりマップ情報を更新しておらず(オーナー登録すらしていない場合も多々)、情報として死んでいる場合が多いので、ここに生きた情報を流せれば十分訴求できます。ついでに、会計の時に「口コミもお願いねー」などとお客さんに声かけしておけば、口コミが頻繁に投稿されるため、より周辺の他店舗と差別化できます。(口コミと引き換えに金銭やサービスの授受を行うことは禁止されておりますので、ご注意ください)

Googleマップの詳細な設定方法が知りたい場合は下記の記事もご参照ください。

ホームページとブログで集客する

最低限のホームページを作る

まずはホームページを作りましょう。と言っても、無理に凝ったサイトを作る必要はなく、各メニューとその写真、価格、お店の特徴、お店の場所、ブログページがあれば良いです。Wordpressを使えば、テーマが数十ドル程度で買えるので、下記あたりからよさそうなものを選んで導入してみましょう。

飲食店サイトにオススメなWordPressテーマ10選
飲食店サイト向けにメニューの写真や店内写真などお店のイメージや魅力あるメニューに力を入れたい方に、画像をアップ…

蛇足ですが、有料テーマベースであれば、弊社でも安くカスタマイズできますので、もし何かあればご相談ください。

Wordpressの有料テンプレートを使って3日で格安料金ホームページを制作した話
Webデザイナーの小久保です。弊社は様々なお客様からホームページの制作を請け負っています。今回は納期も迫っているし予算も少ないというお客様に...

んで、有料テーマであれば最初から飲食店特化のそこそこちゃんとしたデザインになっているので、コンテンツを当てはめていけば視認性としては申し分のないサイトになります。既存テーマを使うなんて。。。俺はもっとこだわりたい! とおっしゃる方もいるかもしれませんが、もう一度思い出してください。

  • 店選びで重視するのは「料理の写真」

重要なのはリッチなエフェクトでもデザインでもなく、前述の調査結果の通り、料理の写真がいかに美味しそうに見えるかです。また、デザインがいくら良くても検索順位にはほとんど寄与しません。高品質なデザイン+中身なしのサイトより、最低限のデザイン+有用なコンテンツのあるサイトをGoogleは重視します。こだわりのデザインはもっと集客できてから弊社に依頼しても遅くはありません(ステマ)。

とは言えお金がないなら料理写真はiPhone7で十分

よし、じゃあホームページ用にラーメンの写真をちゃんと撮るぞ! まずはカメラマンを雇って…などと思いがちですが我々は小さなラーメン屋です。そんな資金はございません。じゃあどうすればいいのか?

iPhoneがあるでしょう。

カメラマンの友人も言ってましたが、最近のiPhone(特にiPhone7)は異常に綺麗に写真が撮れます。手ブレに気をつけつつ、とにかく接写で撮れば、素人でもそれなりの写真が撮れます。また接写に加えてFoodieなどのアプリを使って「おいしそう」に見えるフィルターを使って撮れば、とてもiPhoneで撮ったとは思えない良い写真が撮れたりします。

考えてみればわかりますが、グルメサイトの口コミ写真だってスマホで撮られていますし、カリスマインスタグラマーも料理の写真をスマホで撮って十分訴求しています。予算もないスモールスタートであれば、iPhoneと言う選択肢は全然悪くありません。

(無論カメラマンが撮った方が良い反応を得られます。ただ、写真だけではWebで集客できません。写真はサイトを訪れた人が来店する決め手にはなりますが、写真が良くても検索順位はあがらないからです。検索順位が上がらないということは、サイトにそもそも人が来ないので、Webで集客もあったもんじゃありません。その分の資金をサイト集客の方にまわしましょう。十分サイトアクセスが増えた後でプロに依頼すれば良いのです。順番の問題です)

ホームページをGoogleマップの方にも載せる

ホームページを作ったら、先行して作っておいたGoogleマップの方にホームページのリンクを載せておきましょう。Googleマップ経由でお店を知った客がホームページに訪れれば、こだわりのメニューの詳細をより感じて頂けるため、来店の確率が格段に増えます。

ラーメン関連キーワードでブログ更新、集客をはかる

Googleマップに表示&写真で訴求、ホームページを作ってこだわりメニュー情報で訴求、この2点で少なくとも何もしない状態よりは確実に集客ができます。ただ、ホームページを作っただけでは、しょうがありません。検索に現れてこないためです。そのため、うちはラーメンのサイトとしてこんなに有用な情報を発信しているんだぜ! というのをGoogleにアピールしなければなりません。そのために使うのがブログです。

無料ブログではなくホームページと同一ドメインのブログページにて、その店でしか得られない情報を更新していきます。例えば、ラーメンに対する工夫、新メニューのオススメの点はどこか、美味いチャーハンの作り方、ラーメンの歴史、ラーメンの勉強の仕方、ラーメンの原価計算の方法等々、なんでもいいので自分がラーメンに対して持っている知識を総動員して、公開できる範囲で自分のノウハウを展開しましょう。文章が下手でも構いません。むしろ文章が下手な方が味が出るぐらい。

一般の方にラーメンの知識を持っている方は少ないので、プロの知識が出てくるだけで十分に面白いコンテンツになります。

自分のノウハウを晒してまでなぜこんなことをするかと言うと、「ラーメン」に対することを書きまくっていると、Googleに「ラーメンといえばここだな」と評価され、「ラーメン」関連のキーワードで検索上位に上がってきます。合わせて地域と店舗名をブログの内容に含めておけば、ほとんどの人が検索する「地域名+ラーメン」と言う検索ワードで近場のお客さんが集まってきます。すると、何もしなくても日々新しい見込み顧客がサイトに訪れるようになります。

ラーメン屋ではありませんが、実際にその手法で重要キーワードで検索上位に出し、集客に成功しているお蕎麦屋さんがあります。「遊鶴」のサイトです。

北海道のごまそばならごまそば遊鶴
北海道のごまそば店「ごまそば鶴喜」は2014年6月1日から「ごまそば遊鶴」へ店名を変更いたしました。添加物を一切使わない、打ちたてゆでたてをそ...

札幌地区で「そば」と検索すると、3番目にこのサイトが出てきます。もともと北海道では有名な店ではありますが、「おそばのあれこれ」と言うそば特化のマニアックなコンテンツが多数あるおかげで、店舗名が含まれていない「そば」関連の検索で多数のトラフィックを獲得していました。つまり、遊鶴を意識してない、そばに興味のある人に対して遊鶴のホームページに誘導できています(これを間接検索と言います)。

遊鶴さんのようにうまく検索表示するには厳密に言えば、SEOを意識したライティングテクニックが必要です。が、そんなことをやっているラーメン屋はあまりない、ましてや特定の地方限定であればなおさらそんな競合はいないので、書けば当たる可能性があります。最初からうまく書く必要はありません。書いていれば自然にうまくなってくるので、書けば書くほど集客に寄与します。やらない手はありません。

LINE@を活用してリピーターを増やす

Googleマップやホームページ、ブログからうまく集客でき、無事お店に来てもらうことができました。やったー。で終わってはいけません。リピートを増やすためにさらにWebサービスを活用します。LINE@を使いましょう。

LINE@で販促・ファンを獲得!無料アプリで簡単に始めるビジネス向けLINE
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LINE@の詳細は下記を見ていただくとわかります。

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簡単に言うとお店のLINEアカウントと客とが友達になり、LINEのやりとりができるというもの。通常のLINEとは違い、一斉送信でお店の情報を流すこともできますし、クーポンなんかも発行できます。

例えば会計や注文時に、「LINE@で友達登録していただければ、クーポン使えますよ」などと言えば、相当数のお客さんは友達登録してくれます。その後に、月1回程度、おいしそうなラーメン画像とともにおすすめメニューやキャンペーンの情報を配信すれば、リピーターになってくれるお客さんが増加します。

またまたラーメン屋ではないんですが、これがうまく活用できているのは新琴似のウサギ専門店「ゆめみるうさぎ」です。

ゆめみるうさぎは、定期的にLINE@を使って割引きキャンペーン情報や、新しく生まれた子うさぎの写真などをあげてホームページへ誘導しています。

LINE@の活用例

こうすることで定期的にユーザーに店舗名を認知してもらうことができ、クーポンなどもあればもう一度店舗に足を運ぶ動機付けとなります。ただし、しょうもない情報を上げ続けると逆効果なのでご注意ください。新メニューの紹介と共に割引きもつけるとか、お客の利益となる情報を発信するよう心がけてください。

まとめ

まとめると地方の小さな個人ラーメン屋がグルメサイトなしでホームページやWebサービスで集客するには

  • Googleマップに写真と共に店舗を表示させる。口コミもおねがいする
  • ホームページを作り、その中でラーメンノウハウを記載したブログを頻繁に更新し、ラーメン関連キーワードで検索流入を集める
  • LINE@で定期的にお客さんにお得情報を配信、リピーターを増やす

です。

無論、マーケティング全般に言えることですが、Webを使ったマーケティングはそのお店の良いところを最大限にPRすると言う手法です。ラーメンが美味しかったり、一品料理に優れていたり。味はそれなりだが価格が安い、この店でしか食べれない何かがある、などのお店の強みがあることが大前提です。その強みが明言できない限り、いくらWebで頑張っても集客はできませんのであしからず。(ラーメン屋だけに言えることじゃないよ!)

もし、何らか悩んだら、ぜひお気軽に弊社にご相談いただければと思います。グルメサイトに頼らず、自分たちの店舗自体を積極的にネットに公開することで、いろんなお客さんにうまいラーメンを食べてもらいましょう。

本日は以上!

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